【ネタバレ回避】『なんで恋敵が気になんねん！？』読んでみた感想・レビュー徹底紹介

「なんで恋敵が気になんねん！？」タイトルからして、思わず笑ってしまうこの作品。けれど読み進めるうちに、タイトルの意味が分かり、より惹かれていきます。

最初はただのライバルだったはずの相手。勝ちたい、負けたくない、そう思えば思うほど相手の存在が頭から離れなくなる。そんな感情、誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

本作は、トリメ先生が描く大学生同士の三角関係（かも？）BL。軽妙な掛け合いとリアルな心理描写が絶妙に混ざり合い、「笑えて、切なくて、最後には温かい」読後感を残します。

この記事では、『なんで恋敵が気になんねん！？』のストーリーやキャラクターの魅力、そして恋敵という関係が生む繊細な感情の変化までを丁寧に掘り下げていきます。

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実際に読んだ感想レビューまとめ

さくっと、感想を見たい方はチェックしてください。

『なんで恋敵が気になんねん！？』のここが推せる

おすすめ度：★★★

• キャラが濃い！テンポが早い！面白い！
• 2人は最初、犬猿の中？！ライバル！?
• 陽キャ攻めと陰キャ受けの犬猿から始まる、笑えるキュンボーイズラブ

『なんで恋敵が気になんねん！？』は初心者におすすめできるか

※成人表現は2巻の2人が結ばれてからの話となり、結構あります！！

なので、苦手な方は1巻までで留めておいても問題ありません！！

▶︎初々しさを求めるなら1巻まで

▶︎イチャラブが見たいなら2巻も是非！！

こちらの作品は、陽キャ関西イケメン×陰キャ根暗隠れ美形のBL！！

だがしかし、、まさかの攻めと受けは同じ人が好き！！？ライバルはお前かい！！な面白あり。

初めは喧嘩が絶えず言い争いばかりな2人。

そんな中で一緒にいるにつれ、相手のことが見えてくる。

相手の気持ちや考えを知り、次第に喧嘩しつつも寄り添っていく、攻めと受けの関係性の発展に注目！！

『なんで恋敵が気になんねん！？』の似ている関連の作品

▶︎『ミッドナイト・トレーニング・アワー』

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「なんで恋敵が気になんねん！？」の感想と評価を徹底レビュー

「なんで恋敵が気になんねん！？」は、トリメ先生が描く大学生同士の恋愛を軸にしたBLコミックです。タイトルのコミカルさとは裏腹に、恋敵同士が少しずつ惹かれ合っていく心理の変化がリアルに描かれ、読者の共感を呼んでいます。

恋敵という一見“敵”の関係が、実は最もお互いを理解している“特別な存在”へと変わる過程に胸を打たれます。

作品全体を通じて、対抗心と恋心の境界線が揺れる感情描写が秀逸で、トリメ先生ならではのテンポの良い会話劇と、繊細な表情変化が絶妙なバランスで描かれています。恋愛模様だけでなく、キャラの成長ドラマとしても完成度が高く、BL初心者にも読みやすい作品です。

「なんで恋敵が気になんねん！？」のあらすじ、作者情報

物語の舞台は大学。
成績優秀で少し陰のあるメガネ男子と、明るく社交的な関西陽キャ男子。ふたりは同じ人（友達）に恋をしている、ライバル関係です。ところが、相手を意識すればするほど気になって仕方がない。そんな自分の感情に気づいた瞬間から、ふたりの関係は思いがけない方向へ動き出します。

トリメ先生は、心理描写を得意とするBL作家で、キャラクター同士の“目線の揺れ”や“沈黙の間”を細やかに描くことで知られています。セリフ以上に行動や表情で語らせる手法が印象的です。

読者からは、「空気感が青春そのもの」といった感想も多く、単なる恋愛漫画ではなく“成長と心の再発見”を描く青春群像劇として高く評価されています。

「なんで恋敵が気になんねん！？」見どころポイント

本作の最大の見どころは、「ライバル＝恋の始まり」という構図の中で生まれる感情のリアリティです。
相手に勝ちたい気持ちが、いつの間にか「もっと見てほしい」「話したい」に変わっていきます。

登場人物それぞれが抱えるコンプレックスや背景も丁寧に描かれており、笑いと切なさのバランスが神。

そして、BL作品としてのドキドキ感も健在。物語が進むにつれ、恋敵だった二人の関係性が変化していく描写に、読者の心を強く揺さぶります。

『なんで恋敵が気になんねん！？』の感想サイト・レビューアプリでの高評価内容を分析

電子書籍サイトでは「電子特装版」に収録された描き下ろしエピソードも好評で、「ふたりの関係がより深まる内容で最高」「特典目当てでも買って良かった」との声も多数見られます。

恋敵というシチュエーションが持つ緊張感と、恋が生まれる瞬間の柔らかさ。このコントラストを楽しめる点が、ファン層を広げている大きな理由のひとつです。

「なんで恋敵が気になんねん！？」の続編・スピンオフはある？

はい、あります。
本作の続編として、『ライバルが恋人になりました』がすでに刊行されています。タイトル通り、前作で恋敵だった二人が正式に恋人同士となった後の関係を描くストーリーで、恋愛の“その後”を見られる続編としてファンからの支持も厚いです。

続編では、恋人関係になったことで初めて見えてくる“新しいすれ違い”や“相手への不安”が描かれ、恋敵時代とはまた違う緊張感と温かさがあります。特装版には描き下ろしマンガやSSが収録されており、作品世界をさらに深く楽しめる構成になっています。

「なんで恋敵が気になんねん！？」と雰囲気が似た良作紹介

「恋敵→恋人」や「ライバル関係から始まる恋」が好きな読者には、以下の作品もおすすめです。

• 『嫌いでいさせて』（ひじき）
• 『ほどけるからみ』（七ノ日）
• 『この恋はこれ以上綺麗にならない』（倉橋トモ）

いずれも、“最初はぶつかり合う二人が、気づけば惹かれ合っていた”という流れを軸にしており、『なんで恋敵が気になんねん！？』の余韻を味わいたい方にはぴったりです。心理描写の巧みさや、テンポの良い会話劇といった共通点も多く、読後の心の温かさが印象的な作品ばかりです。

まとめ「なんで恋敵が気になんねん！？」の感想から広がる読書体験

『なんで恋敵が気になんねん！？』は、恋敵という関係を通して、「本当の恋」「本当の好き」を主役の二人が学んでいき、成長していく物語です。

最初は対立から始まる関係が、やがて互いを理解し、認め合い、受け入れる関係へと変わっていく。その変化の過程こそが、この作品の最大の魅力です。

読後には「恋って意外とシンプルで、でも奥が深い」と感じる人も多く、BLに馴染みのない読者にとっても入りやすい一冊となっています。恋敵から恋人になるまでの感情の軌跡をたどることで、自分自身の“誰かを想う気持ち”にも少し気づけるかもしれません。