東武鉄道で「顔パス」のように通れる顔認証改札が、2026年7月15日から東武東上線の池袋駅・上板橋駅で始まりました。ただし、誰でも顔を登録すれば使えるサービスではありません。SAKULaLaへの顔画像登録と、対象区間を含むPASMO定期券が必要です。
この記事では、東武の顔認証改札が使える駅、対象者、追加料金、登録方法、通過時の注意点、顔情報の扱いを東武鉄道と日立製作所の公式情報から整理します。対象外の駅を利用する人が、通常のPASMO定期券を使う場面も確認できます。
東武の顔認証改札はどこで使える?
| 路線 | 対象駅 | 開始状況 |
|---|---|---|
| 東武日光線 | 栃木・新栃木 | 利用可能 |
| 東武宇都宮線 | 野州平川、野州大塚、壬生、国谷、おもちゃのまち、安塚、西川田、江曽島、南宇都宮、東武宇都宮(新栃木を含む区間) | 全駅で利用可能 |
| 東武東上線 | 池袋駅北改札口・上板橋駅 | 2026年7月15日開始 |
| 東武アーバンパークライン | 船橋・馬込沢 | 2026年9月までに開始予定 |
東武鉄道の公式ページでは、東武日光線の栃木・新栃木、東武宇都宮線の全駅、東上線の池袋北改札口・上板橋が利用可能と案内されています。船橋駅・馬込沢駅は開始予定として掲載されているため、利用前に最新状況を確認してください。
池袋駅で使えるのは北改札口です。池袋駅のすべての改札で顔認証が使えるわけではないため、駅構内の案内に従い、顔認証対応の通路を選びます。
顔認証改札を使える人の条件
- SAKULaLaに顔画像を登録している
- SAKULaLaにPASMO定期券の情報を登録している
- 定期券の区間内に顔認証改札の対象区間が含まれている
- 対象駅同士で入場・出場する
- 利用時に登録済みのPASMO定期券を携帯している
「顔パス」という言い方から、顔写真だけで電車に乗れるように見えるかもしれません。しかし、実際は顔認証で呼び出した定期券情報をもとに改札判定を行うサービスです。顔画像の登録だけでは利用できず、対象区間のPASMO定期券が必要です。
追加料金はかかる?
東武鉄道のFAQでは、顔認証改札の利用に定期券費用以外の別途利用料は必要ないと案内されています。これは顔認証サービスの追加料金が不要という意味で、PASMO定期券の購入費用まで無料になるわけではありません。
株主優待乗車証は対象外です。対象となる乗車券もPASMO定期券に限られるため、通常のきっぷ、ICカードのチャージ残高、他の定期券だけで顔認証改札を使うことはできません。
SAKULaLaへの登録方法
- SAKULaLa Webで会員登録:メールアドレス、電話番号、支払方法、ユーザー情報などを入力します。
- 顔画像を登録:マイページの顔画像登録画面を開き、スマートフォンのカメラで案内に従って撮影します。
- IC定期券を登録:交通系ICカード番号と定期券区間を入力します。
すでにPASMO定期券を持っている場合は、SAKULaLaのマイページで必要事項を登録すると当日から利用できると案内されています。一方、PASMO定期券を新規購入・継続購入した場合は、一定期間サービスを利用できないことがあります。
登録後は、顔認証改札を使う予定の入場駅と出場駅が対象駅かを確認しましょう。対象外駅を含む区間を使う場合は、最初からPASMO定期券を通常の改札機にタッチする方が安全です。
改札はどう通る?マスクや帽子は?
ウォークスルー型の顔認証改札では、正面を向き、足元や前方に注意しながら立ち止まらずゆっくり進みます。認証が完了すると「ララッ♪」という音が鳴り、そのまま通過する流れです。
顔認証専用改札機では、覆面などを着用しないよう案内されています。サングラス、帽子、マスクなどの装飾品は認証に影響する場合があります。認証がうまくいかないときは、無理に通過せず、PASMO定期券を使うか駅係員へ確認してください。
顔認証で入場したらICカードで出場できる?
| ケース | 利用可否・対応 |
|---|---|
| 対象駅から対象駅へ顔認証で入場・出場 | 利用可能 |
| 顔認証で入場し、ICタッチで出場 | 不可。顔認証で入場したら顔認証で出場 |
| 対象外駅を含む区間 | PASMO定期券を通常利用 |
| PASMO定期券を持たずに顔認証で入場 | 係員へ申し出て、必要な運賃を支払う |
| 機器トラブルで認証できない | 携帯しているPASMO定期券を利用 |
顔認証とICタッチは自由に混ぜられません。東武公式FAQでも、顔認証で入場した場合は顔認証改札で出場するよう案内されています。乗り越しや対象外駅への移動がありそうな日は、最初からPASMO定期券を使う方が分かりやすいでしょう。
顔情報は録画・保存される?
東武鉄道の個人情報取扱い案内によると、顔認証用カメラは常に稼働していますが、録画はしていません。利用者が端末に顔を近づけると顔画像を撮影し、認証サーバーで特徴量データへ変換して登録済みの情報と照合します。
撮影された顔画像と、認証サーバーで変換された特徴量データは保存されず、認証後に即時削除されると説明されています。一方、SAKULaLaへ登録する顔情報や利用規約・プライバシーポリシーの扱いは別に確認が必要です。顔情報を登録する前に、東武鉄道とSAKULaLaの公式案内を読んで判断してください。
東武鉄道は、顔認証改札に関する詳しい条件を顔認証改札の公式案内で公開しています。仕組みや導入背景は、東武鉄道のニュースリリースと、日立製作所の発表も確認できます。
よくある質問
顔写真を登録すれば誰でも使えますか?
使えません。SAKULaLaへの顔画像登録に加えて、対象区間を含むPASMO定期券の登録が必要です。対象駅や定期券区間の条件もあります。
顔認証改札は無料ですか?
定期券費用以外の別途利用料は必要ありません。ただし、顔認証改札を使うには対象のPASMO定期券が必要です。
PASMOを家に置いてきても顔だけで通れますか?
通れません。顔認証改札を利用する際も、登録済みのPASMO定期券を携帯する必要があります。
池袋駅ならどの改札でも顔認証を使えますか?
池袋駅では北改札口が対象です。駅のすべての改札が対象ではないため、顔認証対応の表示がある通路を利用してください。
まとめ
- 東武の顔認証改札は2026年7月15日から池袋駅北改札口・上板橋駅でも開始
- 顔画像とPASMO定期券をSAKULaLaへ登録した対象者向け
- 顔認証サービスの追加料金は不要だが、PASMO定期券は必要
- 顔認証で入場したら、顔認証で出場する必要がある
- 対象外駅を使うときは通常のPASMO定期券を利用する
- 撮影画像と認証用特徴量データは保存せず、認証後に即時削除と公式案内に記載
顔認証改札は、荷物が多い日や子ども連れの移動を楽にできる一方、対象区間・PASMO定期券・入出場駅の条件があります。登録前に自分の定期券区間と利用駅が対象かを確認し、困ったときに備えてPASMO定期券を携帯して利用しましょう。
※本記事は2026年7月15日時点の東武鉄道・日立製作所の公式情報をもとに作成しています。対象駅、開始時期、利用条件は変更される場合があるため、利用前に公式案内を再確認してください。

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